「治りにくい病気が治る 寝ヨガ DVDブック」
著者:橋本和哉/マキノ出版 1500円
この本では、平成17年から、医療法人 春鳳会 はしもと内科外科クリニックで行っている「医療ヨガ」の内容をまとめたものです。
「医療ヨガ」とは、一般の人はもちろんのこと、病気や身体に障害のある方にもできるよう伝統的なヨガをアレンジし、ヨガの動きや呼吸法を用いて、健康増進を図り、病人さんの回復や機能維持を効果的に助ける動きのことです。
はしもと内科外科クリニックでは「医療ヨガ」と命名し、指導しています。
「寝ヨガ」という名称は、「医療ヨガ」の動きが、ほぼ寝た状態で行うので、出版社からその名前をいただきました。一般の方にはその方がイメージしやすいと思います。
「医療ヨガ」では以下を目標に指導します。
(1)血液の流れを良くする(静脈のうっ血改善、動脈の血流を良くする)
(2)リンパ液の滞りをとり流れを良くする
(3)脊髄の姿勢を正常化する。以上3点のポイントを目標に動きを指導することで、
回復や機能維持を目指します。
書籍の構成では
①ヨガで病気を治す
ヨガを病気のある方に応用するポイント、メカニズムを解説しています。
②体の循環を促し姿勢を正す「基本のヨガ」
はしもと内科外科クリニックで指導している、「基本全身調整」の行い方を写真入で解説しています。 この動きは簡単な動きながら体調を整えるには抜群の効果を持っています。 これをこまめに行うことで心身の健康維持、病気の改善にも役立ちます。
③自分の体調に合わせて選べる「症状別のヨガ」
症状別にどのような動きをすれば良いかを写真入りで紹介しています。 「基本全身調整」の動きを行った後もまだ異常な緊張が残ることがあり、異常症状を訴えられます。 そうした局所的な異常をどのように改善するかを指導しています。 異常のある部位を谷にして体軸を軸に前後の回転するのです。クリニックでは「体軸回旋ヨガ」と名づけています。本には、症状別に「体軸回旋ヨガ」を紹介されています。
④寝ヨガで病気を撃退した喜びのレポート
実際に医療ヨガで改善した人の声をあげています。
※クリニック併設のNPO癒しと健康ネットワークでは、医療ヨガの指導以外に、医療ヨガ・インストラクター養成講座やインストラクターの派遣も行っています。
詳しくはNPO癒しと健康ネットワークを参照ください。